「負けへんでー」と言いました

その二人に「来年は負けへんでー」と言いました。

「今年は負けたんすか?」と聞かれたので

「負けました」と答えました。

私が私に負けてしまってたわけですが)))

 

今年は、つくらずに考えたりお世話をすることに力を注いだ年でした。

私自身がそうあるべきだと判断したことで

一つ一つのその判断は間違っていなかったとは思いますが

自らの作風を、自らがうけいれられないことを続けていく中で

自らつくることに檍病になってしまいました。

時代の流れを受け入れることしかできず

自ら攻めることをやめていました。

 

でも来年は、自らがつくる年にしたいと思います。

私のつくるものが活きるところで仕事します。

きっと今年取り組んできたことも糧になり

来年はなんだか魂入った、オモロいもん、つくれそうな気がします。

 

お二方、いつも八つ当たりと言いたい放題でスミマセン。

色んなものを見て、色んなことを考えました。

キミらの世界は正統性と無言の説得力と、不変的でシンプルな「美」という絶対的な強さを持っています。

私の世界は、理にも適っておらず、時代の嗜好に左右され、正統性も機能性もありません。
醜さと矛盾と弱さがゆえの、オモシロさです。
相対的であり、弱さという、価値とも言えない価値です。

両者は相容れることができない、対極の関係にあります。

強さを取り入れると、弱さが薄まります。

薄まることは、避けたいと思います。

 

我が未熟さも手伝って、そんなことをひたすら考え葛藤した年でした。

来年は、強さを断って、弱さを怖れず、素直に現すことに励もうと思います。

年が変わるというしくみは、スゴいと思いました。

 

アリガトウ。そして、サヨウナラ。

またいつの日か。

アデュー★

「策を練る人」と「絵を描く人」

昨夜はSさんと久々にお酒をご一緒させていただき、色々語り、楽しいひと時を過ごしました。
無二の理解者であるいのいのさんもそうですが、オリジナルブランドに一生懸命だった当時から応援してくださり、思想も作品も、私をよく理解してくださる方々です。

また今日、YUちゃんに「家族みんな、アヤさんのアニメーションが好きです」と言われたのも、何だかすごく嬉しくてですね。

なんといいますか、ここ数年、作品らしきものは全く作れずにいる私ですが、私が描くものを好きでいていただけることは、この上ない喜びであり、その言葉や存在に救われますし、元気をいただける皆さんです。ありがたいなぁと思います。 続きを読む

チームとホンモノ

新しく色んな方と一緒にお仕事することが多い今日この頃です。

プロジェクトに合わせて、流動的に様々なスペシャリストとタグを組み、最適なチーム編成を組めるのは、組織ではナカナカできないスゴさとオモシロさです。

一人で自由に作るのも楽しいですが、
私だけではできないスゴいことを、他の人が加わっていくことで、スゴいものになっていくカンジが、たまらなくオモシロイです。

人と人が一緒に仕事をするってのは、難しいこともありますが、
スゴいものとスゴいものが上手く結びついた時は、やっぱりスゴいパワーを発揮します。
私一人では成せないパワーです。

本当は「作る人」でいたいので、過去には、ガマンできずに自分で全部作りたい衝動にかられることもしばしばでしたが、
今は、プロジェクトがマックスの結果を出すことには敵いません。

「最大の成果に導く」。。。ってことが、何故かすごく強烈なミッションになっています。

 

そのためには、パート・パートでホンモノが必要です。

だからマックスの結果を目指す、ホンモノとしか仕事しません。

「ホンモノになるであろう予備軍」とはトライしますが、ホンモノの部分しか採用しません。

「ホンモノになる意欲がない人」とは、仕事しません。

いくら信頼していても、「マックスを目指せない」と言う人は、やっぱりマックスな仕事はできないと思うので、残念ですが、一緒に仕事はできないと思いました。

「できない」と言ってしまったら、できないのです。

残念ですが。

 

切ないことや葛藤もありますし、

仕事ですから、当然、予算や条件など諸々制約もありますが、

マックスの結果を目指していきたいですし、

それに対して、腹くくっていかねば….と、改めて思った一日でありました。

気を引き締めて

ディレクション業の方も、色々お声かけいただき、ありがたいなぁ〜と気合いが入る今日この頃ですが、調子のってたら、今日はある失態をやらかしてしまいました。

プロジェクトは、お客さんとの信頼関係を築くこととが、まず最初に一番大切なことだと思っているのに、このざま。
大大大反省です。

ディレクション業は、内で、もっともっと、全神経を張り巡らしとかないといけないのです。プロジェクトが終了するまでは、全体に気を抜いてはいけない仕事だと痛感しました。

制作とディレクションの兼務は難しいのかもしれません。

いずれにせよ、ただただ私の油断と未熟と不徳の致すところであります。

気を引き締めて、まいります。