シンガポール視察Ver2〜農業法人の人たち

今回のシンガポール旅行で、何より大いなる刺激を受けたのは、農業経営者の人たちとのコミュニケーションでした。
◆今回のツアーは女性だったので、より密接に触れ合えたこと
◆販売展示会ではなく、視察旅行だったこと。。。
道中リアルなお話しを沢山聞くことができたのは、ヒダカ的には何よりの刺激と収穫でした。
今回参加された農家さんは、
トマト農園を営む河野農園・河野さん
養豚業を営む、協同ファーム・日高さんはざま牧場・はざまさん、永峰養豚場・永峰さん、
お茶農園を営む大塚園・大塚さん鍋島さん
皆さん、夫婦・家族ぐるみで農業を営んでいらっしゃいますが、加えて「法人」として多くのスタッフさんを雇用。
生き物を扱う・気候に左右される難しい職業にも関わらず、法人というリスクに挑戦する人たち。
その意気込み・苦労はハンパない!!
彼らのこだわりっぷりは知っているつもりだったのですが、こんなにジックリお話しする機会は初めてだったので、「改めて目からウロコ」でした。
スゴいリスクにも関わらず、敢えてJAの保護のもとから離れ、依存せず自力を高め果敢に攻めようという姿は、
まさに「シンガポールのごとし」。
成長する理由は何より、こだわりゆえの「商品力」がスバラシイからなのだと思います。
それが少しずつ理解され、ファンが根付いているからなんでしょうね。
しかし優れた食材でも、海外への新規販路開拓は一筋縄ではいきまへん。
日本国内からは、各県輸出に力をいれようと売り込み三昧。
高級百貨店では、毎月のように「北海道フェア・九州フェア」をはじめとする、各県ご当地フェアが開催されています。
加えて海外では、世界各国の商品と競合。
商品が良いのは大前提として、売るためには どう差別化していくか。
目に留まり、いかに「買いたい」と思っていただくか。
宮崎という看板ではなく、別の強みを活かしたキャッチ力。
強みを活かしつつ、現地のニーズにHITするもの。
持続させるためには、安易にキャッチすればいいというわけでななく、商品の本質をついたもの・偽りのないもの。
最終的に、ブランド力を高めるもの。
そのポイントはなんだろう???
外国に対する興味の要素を探ると、そこは「異文化」であり「らしさ」だったり。
道中や帰りの飛行機の中、悶々と考えました。
たどりついた一つのキーワードが。
「日本の繊細な職人技」
ヒダカ的には、そこじゃないかと。
彼らが作り出すものは、繊細な職人技の賜物なのであります。
そこを伝わりやすいレベルまで落とし込み、分かりやすく表現する。
受け手にとって、何がメリットなのかという実質的なメリット感も必要。
地味すぎると海外では伝わりづらいしキャッチ力も弱い。
日本らしさを追求しつつ、その土地に、より受け入れられやすいよう若干の着色。
「キャッチ」としての役割を果たしつつ、繊細さと高級感をかもしだすもの。
キターーーー!!!!
一つアイディアが。
明日、台湾のバイヤーさんが来られるので、一案作ってみて、反応を聞いてこようと思います!!
改めてデザインってオモシロイ。
新境地の開拓で、新たな技を導入せんといかん。
私自身が職人として関わらんとイカン!!
よっしゃ!やるぞ!!
ガンバロウ!

シンガポール視察Ver2〜農業法人の人たち” への2件のコメント

  1. 「日本の繊細な職人技」
    いいね~!いいね~!!
    これこそまさに「プロフェッショナル~仕事の流儀」ですよ!
    ヒコ氏に教えていただいて以来我が家では毎週録画して勉強しています。
    先週の管制官もすごくよかった~(涙)
    たぶん今回参加された皆さんも一つのことをしっかりとやりとげ、紆余曲折がたくさんあったと思います。
    それらを取材して文章にしたり、映像のしたりして発信したいなぁ~と
    ホント思いました(涙)
    ご一緒した皆さんのところを機会を作って訪ねてみませんか?
    そんでもってブログで紹介するのもよし!何か形にできればいいかなぁ~と
    それが法人協会のまた一つの強みにもなるかな・・・と。
    う~考えるとワクワクしますね!!

  2. >いのいのさん
    いいね!みなさんを紹介したいですね。
    ヒダカは、カメラが壊れたことをいい機会に、高性能のカメラを買うことにしましたよ!
    酒生さんと一緒にカメラや行ってきます!
    一緒に「勝手に取材」しましょう(笑)