いよいよ明日から〜ミッシング・リンク展によせて

いよいよ、明日から「ミッシング・リンク展」が開催されます。
何かに突き動かされるように、今回の開催に向けて動いてきたヒダカでありますが、動いてきた中で関わる方々の事情や思いに触れ、時代と街・経済が抱える問題を色々考えさせられました。
市場経済社会の中で止めることのできなかった末路。
建物の存続を願いつつも、維持継続するためのリスクの大きさを考慮すると、オーナー側に安易に「残してほしい」と願うのも無責任なこと。
行き場のない思いが悶々と頭を巡る。
市場主義社会・自己責任と言えども、我たち市民には街や地元の産業を守る責任があるんじゃなかろうか。
合理性採算性主義の社会の中で、私は淘汰されていくものをただ見過ごすだけでいいのか。
新しい箱モノを作る一方で、古き良きものも残すことはできないのだろうか?
もがきあがいてみるものの、今の自分には、建物を残すことも、ましてや時代や街を変えることなどできやしない。
己の非力さを感じつつ、
それでも、諦めたら負けだ。
一人が諦めたら、街全体が諦めないといけないことになる。
ギャゼットの現状は、時代と街のゆくえの、一種の象徴のようにも感じます。
ちょっと不便でも地元の商店街で買い物や食事をする。
不景気でも、できる範囲で地元でお金を使う。
地元の産業が潤うことをしてみる。
たまには、街の景観やゆくえを考えてみる。
個人は街に生かされていて、
街を生かすことで、きっと自分も生かされるのだと思います。
相変わらず言いたいことがワケわかりませんが、改めまして、開催をお知らせいたします。
すばらしいアーティストの皆さんの作品とともに、
ある街の商業施設の末路に、何か少しでも感じていただければ、おこがましくも本望です。
ご来場お待ちしております!
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※ほとんどのアーティストが、会場で作品を制作します。
このアーティストたちのライブアート展はなかなか見られないと思います。
貴重な機会です。
実は私も見るのが楽しみな一人です)))
ギャゼットは、クリエイティブなモノが良く似合う!

[参加アーティストのミナサン]
クドウタツヒコ
沙夜
バンビ
HIKARU
CRAFTJUNKIEZ
緒方志郎
酒生哲雄
ヒダカアヤ

いよいよ明日から〜ミッシング・リンク展によせて” への4件のコメント

  1. >ゴンさん
    ですね。最近しみじみ思います))
    以前は自分一人でも生きて行けるような気になっていましたが、生かされているんだなぁ〜なんてですね。

  2. 今日は忙しいはずなのに
    長々とお相手して下さって、有難うございました。
    ギャゼットには初めて入りました。
    あんな風なんですね~。
    あの木の床、もったいないですね~。
    あああ、銭があったら全部買うのに・・・。
    (こればっかり)
    妄想を語ってもしょうがないので
    出来ることを地道に続けていきましょう。
    いつか芽生える種もあるはずです。

  3. >キリンさん
    昨日は色々お話しできてありがとうございます!
    キリンさんのお話しはとても興味深く、また色々共感していただけて嬉しかったです。
    キリンさんのブログも拝見しました。
    文章お上手だな〜〜〜ととても楽しく拝見しました。
    いつかまたお会いしたいです。
    これからも宜しくお願いします〜